壁面緑化後に必要となるメンテナンスのポイント

壁面緑化後の維持管理こそ大事

ヒートアイランド対策や省エネ対策あるいは騒音低減効果など、様々な環境対策に有効な壁面緑化。ただし植物を使用するため、壁面緑化後のメンテナンスには細心の注意が必要です。そのため建物の壁面緑化を計画する際には、予め緑化後の維持管理についても十分に検討する必要があります。

灌水や施肥を自動化する

壁面緑化してから最初に必要になるのが、灌水や施肥の管理でしょう。この点、戸建住宅とは異なり、壁面の広いオフィスビルや商業施設で人的な管理をすると、経済的かつ時間的にコストが増大してしまい得策ではありません。そのため、予定した日時に壁面を効率的に灌水できる自動灌水装置や、季節ごとに必要な液肥を注入できる液肥混入器を設置するのが一般的です。さらに、それらの装置の異常を感知するための警報装置や、専門業者が現場に急行するサービスもあります。

害虫や病気への対策は必須

壁面緑化で使用されるものは、まさに生育し続けている植物です。そのため、害虫や病気への対策を欠かすことはできません。そのため、春から冬までのシーズンごとに、薬剤の散布が必要になります。これは実際に病害虫が発生したか否かにかかわらず、コンスタントに実施することが重要です。なぜなら病害虫を発見してからでは、手遅れになることが多いからです。また植物の枯れや劣化は、建物だけでなく地域の美観も損ねるため、早めの対策が必要になります。したがって剪定や清掃といったメンテナンスと一緒に、薬剤散布もスケジューリングしておくのが理想でしょう。

暑い夏はとかくエアコンによる電気代が高くつきます。しかし壁面緑化を用いれば、電気代を低く抑えることができます。